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◇ドイツ時事ジャーナル◇
第50号
2009年12月13日(日曜日)
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【今日の記事】
Binnenkonsum: Deutschland verliert an Kaufkraft
Die Bundesbürger haben im kommenden Jahr weniger Geld für
den Konsum zur Verfügung. Laut einem Zeitungsbericht schrumpft
die Kaufkraft in Deutschland 2010 um 7,5 Milliarden Euro.
Vor allem die alten Bundesländer sind betroffen.
2009-12-13 15:40
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【訳例】
国内消費:ドイツでは購買力が減少
ドイツ国民にとって、消費のためのお金が来年は少なくなる。ある新聞報道に
よると2010年のドイツの購買力は75億ユーロ(約9700億円)少なく
なる。とくに旧西ドイツが下がる。
【補足解説】
来年のドイツの購買力は約1兆5502億ユーロ(約201兆5千億円)とな
り、2009年より75億ユーロ(約9700億円)少なくなるというニュー
スです。
約8200万人の人口をもとに計算すると一人当たり42ユーロ(約5400
円)少なくなって18,904ユーロ(約245万円)になるのだそうです。
この金額は生活費と消費に支払われるものです。
この購買力の値には、国民の手取り所得、失業保険、児童手当、年金などが含
まれています。
上位3地域は2009年と変わらず、ホーホタウヌス地域が27,426ユー
ロ(約356万円)、シュタルンベルグ地域が27,095ユーロ(約352
万円)、ミュンヘン地域が26,057ユーロ(約338万円)でした。
これって一人当たりの購買力ですから、4人家族とすると上位は一家で140
0万円くらい、平均でも1000万円くらいの手取り収入があるんですね。や
っぱりドイツは豊かですね。
下から25地域にはいつものように旧東独の地域ばかりが集まっています。旧
西独では唯一ブレーマーハーフェンが15,053ユーロ(約195万円)で
401位でした。
格差は2倍くらいのようですね。思ったほどは差がないといえるのでしょうか?
別の見方をしてみましょう。西部と東部ドイツという分け方をすると、西部が
軒並み減少しているのに対し、東部はほぼ全地域で増加するという結果になり
ました。こんな金融危機の時期に増加とは素晴らしいですね。
購買力が増加した上位25地域のうちの23が東部ドイツでした。逆に大きく
減少したのは、豊かなバーデン・ビュルテンベルクとバイエルン州の地域が多
い結果となっています。
強い経済とどうやら輸出依存度の高い地域が、金融危機の影響を最も受けたよ
うです。例えばバイエルン州は、上位を占める地域が多くあるという事実に変
わりはありませんが、2010年の減少度が最も大きかった25地域の中に1
4地域が入っているという状況になっています。
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