2009年8月21日金曜日

悲観的なのに飽きてきた? -世界経済観測-

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            ◇ドイツ時事ジャーナル◇ 

                 第7号

           2009年8月21日(金曜日)


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【注意】表記について

ドイツ語独特の文字は文字化けを防ぐため、以下のように表記しています。
(ブログでは通常のドイツ語表記で記載されています。)

      a/o/u ウムラウト: ae/oe/ue
      エスツェット: ss

  -いやぁ なかなか難儀ですなぁ(独り言)-
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【今日の記事】

Konjunktur: Stimmung in der Weltwirtschaft hellt sich deutlich auf

Einige Experten zweifeln noch, aber die Anzeichen für ein Ende der
globalen Krise mehren sich. Jetzt hat sich zum zweiten Mal in Folge
der Ifo-Index für das Weltwirtschaftsklima verbessert. Punkten können
vor allem die USA und Asien - der Euro-Raum hinkt hinterher.

2009-08-19 21:21
SPIEGEL ONLINE - Schlagzeilen - Topmeldungen [rss]

【訳例】
景気:世界経済の雰囲気は確実に明るくなった

専門家の一部はまだ疑っているが、世界的危機終焉の兆しは鮮明になりつつあ
る。そして今、2回続けて世界景況に関するIfo指数が改善された。期待は
米国とアジアで、ユーロ圏は遅れを取っている。

【補足解説】
世界景況判断指数が第三四半期に入って2度続けて改善し、78.7ポイント
となった。第二四半期では64.4ポイントだったから、その改善振りがよく
わかる。特に今後6ヶ月の期待度が高く、第二四半期の89.5に対し、
114.0ポイントへと改善している。

一方で慎重な見方を主張するのが、米国の有名経済専門家ケネス・ロゴフ
(Kenneth Rogoff)とドイツ連邦銀行総裁のアクセル・ヴェー
バー(Axel Weber)で、第二次リセッションを警戒している。

地域別に見ると、北米、アジアについては楽観的。さらに改善基調にあるのが
西欧、ロシア、ラテンアメリカ。悪いのが中東欧で、今後6ヶ月間の期待度も
どちらかといえば悲観的。

現状をどう見ているかという観点では、中東欧とユーロ圏では第二四半期より
も悪化。しかし、経済現況に対する不満は、全ての主な地域で見られる。指標
としては、第二四半期の38.4ポイントから42.0ポイントへと改善して
いる。

Ifo研究所の発表結果をどう見るか。
最悪の時期は脱したとする見方は、ほぼ一致していると考えて良いだろう。
現状に対する判断は、「これ以上落ちることはなさそうだ」、そしてこれから
良くなるといいなぁという期待が高まっている。でも、そう簡単には行かない
よと釘を刺す現実派も同居している。
クールに表現すると、今からどういう道筋を経て状況が改善していくのかは誰
にもわからない、ということではないだろうか。




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