2009年8月11日火曜日

親の思いはいずこも同じ? -先立つものは・・・・-

Schulsystem mangelhaft
Eine neue Studie zeigt: 54 Prozent der Eltern sind so unzufrieden mit
dem Schulsystem, dass sie ihre Kinder lieber an einer Privatschule
lernen lassen würden.
2009-08-11 20:39 Michaela Hoffmann (Berlin)
Wiwo RSS-Feed [rss]
【訳】
学校制度は不十分
新しいスタディによると、親の54%は学校制度に不満を抱いており、それゆ
えに子供をできれば私立学校で学ばせたいと考えている。
【補足解説】
半分以上の親が、お金があればという前提条件つきながら、子供を私立学校に
通わせたいと考えていることに対し、記者会見場の大半は衝撃を受けた。
さらに驚くべき結果が明らかになった。親の大多数がドイツの学校制度を不適
切と考えており、91%が教育政策における連邦主義を否定し、全国統一の学
校制度を要望した。
州によって異なる制度の不利益を改善せよという親の抗議です。今では珍しく
なくなった仕事理由による引越しで、現実的・直接的に迷惑を蒙るのはまず子
供たちですね。
連邦制というのは、日本人にはわかりにくい部分かもしれません。日常生活を
していて州による違いを感じることはほとんどないのですが、いまや人がEU
内を自由に行き来できる時代に、同じ国の中の州が違うだけで不都合を蒙るの
は本末転倒のようにも思えます。法律や学校制度などは部分的に現実に合わせ
て行くという地道な改定作業が必要になります。
人間が良かれと思って決めてきた決め事を変えていくにも理屈が必要だという
ことですが、人間の知恵が試される時代と言えますね。一概に地方分権と中央
集権のどちらがよいかと決められないだけに利害の調整が重要になります。

0 件のコメント: