2009年8月15日土曜日

リセッション終焉 -しかし回復の道遠し-

Wirtschaft schafft Trendwende: Raus aus dem Minus
Absturz gestoppt: Die Konjunktur hat sich im Frühjahr überraschend
schnell erholt und legt nach vier negativen Quartalen in Folge
erstmals wieder zu.
2009-08-13 17:17
Topthemen / sueddeutsche.de [rss]

【訳】
経済はターニング・ポイントへ:マイナスから脱出
下降は止まった:景気は春に意外に早く回復し、4四半期連続減少のあと再び
上昇した。
【補足解説】
前四半期対比で実質0.3%上昇した。
意外に早くリセッションが終わった。
成長は、主に個人消費、国家消費支出および建設投資に支えられた。貿易収支
も成長を後押ししたが、世界的な経済危機でドイツの輸出品に対する需要は減
っており、それ以上に減った輸出が結果として貿易収支を改善させたように見
せている。どの企業も当面は在庫削減に躍起になっている。

リーマンブラザース倒産を象徴とする世界的金融危機は思ったより早く終焉を
迎えたという経済専門家の意見が大勢を占めるようになったことは間違いない
が、これでまた成長が始まると予測する専門家はいない。
ドイツ経済は一年前と比較すると決して良い状況とはいえない。GDPは昨年
比で7.1%減少した。カレンダー調整後は5.9%ということになるが、そ
れでも戦後最悪の状況であることに変わりはない。
失業率の上昇を指摘する経済専門家もいる。秋に時短労働が解雇へと移行する
と所得が減り、消費が減る。
政府と主要経済研究所はいまのところ2009年の経済成長率を-6%と予測
している。その絵原因となっているのが世界経済危機で、輸出を得意とするド
イツには影響が大きい。
最新の情報を受けて、経済成長率を-4%と予測する専門家もいる。経済危機
の前の状態に戻るのは2013年だろうという意見もある。リセッションは第
二四半期で終わったが、予断は許せない。力強い回復はまだ見えない。回復は
なかなか進まぬ辛抱の作業となるだろう。

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