2009年11月20日金曜日

EU大統領 -仕事をしてくれるかな?-

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            ◇ドイツ時事ジャーナル◇ 

                 第34号

           2009年11月20日(金曜日)


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【今日の記事】
Einigung auf neues Spitzenduo: Europas kleiner Nenner

Mit Van Rompuy und Ashton ist ein neues EU-Spitzenduo gefunden. Doch
kleinliche Argumente und Intrigen haben die Europäer daran gehindert,
die Besten zu suchen.

2009-11-20 20:48
Topthemen / sueddeutsche.de [rss]

【訳例】
新しいツートップの合意:欧州の小さな指名者

ファン・ロンプイとアシュトンにEUの新しいツートップが決まった。やっか
みや陰謀によって、欧州人が最善の人物を見つけることを妨げられた。

【補足解説】
大きな揉め事が起きる直前に欧州人は決めた。英国首相ブラウンは状況をわき
まえ、前任者であるブレアを欧州議会大統領に推薦することを取り下げた。

ブラウンが余りに長くブレアにこだわったのは欧州にとって良くなかった。ど
うでもよいようなやっかみの議論が長く続きすぎた。あまりに多くのお世辞と
もとれるような陰謀がブレアを大統領に据えるのか遠ざけるのかをめぐって渦
巻いた。

そのため欧州人は専門的、政治的見地から最善の人物を探すことができなかっ
た。もっとも選ばれたベルギー人ヘルマン・ファン・ロンプイと英国人のキャ
サリン・アシュトンではうまくいかないというわけではない。しかし、EUが
こんなに長くその改革で激論した後に、いったい誰がこの改革を入り組んだE
Uの中で遂行するべきか、もっと常識的な議論をしてほしかった。

しかし、およそ10年前に始まった改革の取り組みは、トップのポストが決定
したからといって安心できるものではない。

本来の仕事はいよいよこれから始まるところだ。EUは市民に日常の政治の中
でさまざまの苦労が実を結んだことを示して行かなければならない。

大きな世界という舞台では、危機に瀕した世界の中で責任を負う前に、欧州と
いう家をまず整理整頓しなければならないなどと言っている場合ではないのだ。






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