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◇ドイツ時事ジャーナル◇
第27号
2009年11月07日(土曜日)
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【今日の記事】
GM: Nick Reilly: Opel vor dem Sturm
Detroit lässt die Muskeln spielen: Die Europa-Vertretung von General
Motors bekommt einen neuen Chef - die Sanierung von Opel beginnt jetzt
praktisch bei null.
2009-11-07 02:15
Topthemen / sueddeutsche.de [rss]
【訳例】
GM:ニック・ライリー:オペル 嵐の前の静けさ
デトロイトが権力を誇示した。GMの欧州会社には新しいトップがやってくる。
オペルの清算はいまゼロからスタートする。
【補足解説】
欧州GMの清算を米国本社が直接やろうとしている。そしてドイツ・オペルの
トップの解任すら考えているようだ。
週半ばにカール-ペーター・フォルスターはデトロイトの上司たちを批判した。
突然の事態の変化はいったいどうしたことだろう、とGMの欧州責任者は珍し
くオープンに語った。
彼は去らなければならないが、それも自然の流れだろう。オペルの将来のため
に、最終的にマグナとロシアのズベルバンクへの橋渡しを推し進めてきた彼が、
いまさらGMに忠義を感じて職務を遂行するのは不自然だ。
GMはニック・ライリーを欧州へ派遣する。英国人の彼は厳格な清算者として
通っており、これまでアジアやシボレーで責任者を務めた。
人選を見ればGMが真剣に考えていることが分かる。しかも、ドイツ・オペル
の社長を解任しようというのだ。これまでは元BMW役員だったフォルスター
がドイツ・オペルの責任者として残ることになっていたのだ。嵐がやってくる
前兆といえよう。
しかし、時間の猶予はない。もう一年もオペルをどうするか議論してきたのだ。
実際には何も変わってはいない。ライバルたちはとっくに金融危機に備えてい
る。
そしていまようやくオペルの清算がゼロから始まることがはっきりした。厳し
い対応が待っていることだけは確実だろう。それはオペルを再生するためには
避けて通れない。たいへんなのはドイツと欧州のオペル従業員たちだ。ドイツ
の社内労組は激しく抵抗しているが、それもいつまでできるか定かでない。
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