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◇ドイツ時事ジャーナル◇
第18号
2009年9月18日(金曜日)
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【今日の記事】
Amoklauf-Prävention: "Schulen dürfen nicht zu Festungen werden"
Erfurt, Winnenden - und jetzt Ansbach. Anders als bei den früheren
Amokläufen hat der mutmaßliche Täter diesmal überlebt. Seine Aussagen,
so hoffen Experten, könnten dabei helfen, weitere Bluttaten an Schulen
zu verhindern. Zu einer Hochrüstung dürfe es dort jedoch nicht kommen.
2009-09-17 22:21
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【訳例】
偏執狂傷害事件防止:学校を要塞にしてはならない。
エアフルト、ヴィネンデン、そして今アンスバッハで。以前の偏執狂傷害事件
と違い、容疑者は生き延びた。彼の発言が今後学校での傷害行為を防ぐ上で役
に立つだろうと専門家は期待している。防備を強化することになってはならな
い。
【補足解説】
今回の傷害事件の舞台になったのは、バイエルン州でも最も歴史のある学校の
ひとつで、創立は1528年である。土曜日朝8時35分に第13学年の生徒
が建物に乱入し、9名に危害を加えた。そのうち二人は重体だ。
ヴィネンデンやエアフルトでの事件と違って死亡者は出なかった。ただし、一
人の女子生徒が生死の境目にいる。バイエルン州内務大臣ヨアヒム・ヘルマン
は、警察の迅速な行動と的確な作業を賞賛した。
バイエルン州はすでに2002年に全ての学校に警察と共同で安全規定を策定
するよう指示していた。ヴィネンデンの事件発生後、再度十分に安全規定の確
認をするよう通達した。
特別な警報シグナル、通信装置、補強型ドア安全装置を導入すれば、偏執狂傷
害者から学校を守ることができる、とアンドレアス・ヘスキーが言う。ヴァイ
プリンゲン市長の45歳で、ヴィネンデンでの事件とその後15名の死者が出
たヴァイプリンゲンの人質事件をきっかけに新しいコンセプトを策定している。
17歳のティム・Kが事件を起こした後、へスキーは市長としてヴァイプリン
ゲンの武器所有者に個人的に手紙を書いた。武器がどうしても必要なのか、ま
た必要ならきちんと保存されているかとの問いかけに、200を超える武器が
弾丸とともに供出され、破棄された。さらにヘスキーは続けて、「何をしても
偏執狂傷害事件を起こさないことはできない。重要なのは社会が、そのような
よそ者への監視を強化すること。」であると言った。
へスキーにとってアンスバッハでの事件は防止のための対策が見つかるチャン
スである。それは容疑者が生き残ったからで、証言から分かる事実に期待をし
ている。ティム・Kの行動は突発的なものではない。周到に準備をしていたの
だ。正しい対応ができるよう、それぞれの要素がどう彼を動かしたのかを知る
必要がある。
建物への対策も必要だが、要塞になってはならない。防弾ドアなどがその例だ
が、学校の雰囲気を悪くする可能性がある。
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