2009年9月9日水曜日

ドイツの総選挙 -ますます混戦-

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            ◇ドイツ時事ジャーナル◇ 

                 第15号

           2009年9月9日(水曜日)


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【今日の記事】

Wahlumfragen: Linke trumpft auf

Aufwind für die Linke: Nach den Wahlerfolgen in Thüringen und im
Saarland legt die Partei in Umfragen deutlich zu. Für Union und FDP
sieht es dagegen schlecht aus - erstmals seit Januar fällt Schwarz-Gelb
unter 50 Prozent. Auch die SPD verliert an Zustimmung.

2009-09-09 17:28
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【訳例】
選挙アンケート:左翼党が躍進

左翼党に追い風:チューリンゲン州とザールランド州での選挙結果を受けて、
左翼党はアンケートで明らかに躍進した。連合とFDPにとっては後退し、1
月以来初めて黒・黄連立が50%を割った。SPDも後退した。

【補足説明】
9月27日が投票日のドイツ総選挙の状況がますます混戦の様相を呈してきた。
その台風の目となっているのが左翼党だ。

チューリンゲン州とザールランド州での躍進で、左翼党が連邦議会選挙のアン
ケートでも大きく前進した。

さまざまな機関がアンケートを実施しているので、そのいくつかをあげてみよ
う。

雑誌「シュテルン」とRTLでは、一週間に4ポイント増えて14%に。

左翼党は、アフガニスタンからの即時撤兵を主張しており、Forsaの結果
は今年最高を示した。
「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」水曜日のアレンスバッ
ハ・アンケートでは、2ポイント上昇して11.5%となった。

Forsaアンケートでは連合は1ポイント減少して35%へ、また連立候補
であるFDPは14%で変わらず。これで黒・黄連立は49%となり、1月の
第二週以来の低水準となった。

SPDは1ポイント減少して21%へ、緑の党も2ポイント減少して10%と
なり、左翼党と合同で45%となる。これは一週間前より1ポイントの上昇で
ある。左翼党の躍進のおかげで赤・赤・緑連立は黒・黄連立との差を6から4
ポイントへと縮めた。

アレンスバッハによれば、連合、SPDと緑の党は一週間前と比べて各0.5
%減少し、FDPは1%減少した。この場合、連合は35.0%、今度の日曜
日に選挙があったとするとFDPは13.0%、SPDは22.5%、緑の党
は13.0%であるから、黒・黄連立は48%、左派連立が47%となる。

Forsaのマンフレッド・ギュルナーによれば、SPDが左翼党よりの姿勢
を見せれば、左翼党は議席獲得の可能性が高まり、全西部ドイツの州で5%を
超えることができると予想している。

連邦首相アンゲラ・メルケル(CDU)は、挑戦者フランク-ヴァルター・シ
ュタインマイヤー(SPD)との比較では、依然53%対20%と大きく水を
あけているが、一週間前と比べて6%ポイント差が縮まっている。

ますます予断を許さぬ状況になった。しばらくは喧しい政治論議が続きそうで
すね。




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