2013年2月3日日曜日

心のよりどころ -クラシックに心が癒されるのは?-

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◇ドイツ時事ジャーナル◇

第220号

2013年2月2日(土曜日)

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【前回出題分】
Blog „Digital/Pausen“: Deutschland als Altbauwohnung 

Keine andere Nation geht so kritisch mit der eigenen Geschichte
um und schließt gleichzeitig so entschlossen an positive
Traditionen an wie Deutschland. Ist gerade damit das Risiko
verknüpft, sich in der Vergangenheit zu verheddern?

2013-01-26 07:28
Gesellschaft - FAZ.NET [rss]
http://sos-hotline.com/djj/14.html

【わたしの訳】
ブログ "デジタル/憩い":ドイツは古式住宅

ドイツほど自国の歴史を批判的にとりあげ、同時に確信的に
優れた伝統にこだわる。だからこそ過去の中でもつれてしまう
というリスクがあるのだろうか?

【コメントなど】
リンクの先のコラムの文章を全部読んだ人もいるでしょう。
理解するには、なかなか難解だろうと思います。

ドイツ語でいうところのAltbauwohnung(古式住宅)という単語に
含まれる意味を、作者は考えています。

ただ単に建築としてみた古式住宅ではなく、そこに住むことで
感じる落ち着いた雰囲気に、旧来ドイツにあるよいものの存在を
認識しています。

戦争という大きな負の遺産、それに対してVW、BMW、Mercedes、
Audiなどの優秀な工業製品。それでもドイツのフォークソングを
歌うときに感じる心の安らぎ。

歴史には連続性があって、優秀な工業製品もドイツの古きよき
伝統がなければ成り立たないものだろう。

忌まわしい過去の記憶を呼び覚ますベルリンオリンピックの
競技場を2006年のドイツワールドカップの決勝の舞台へと変えたり、

東ドイツの政治の中心だったPalast der Republikをプロイセン風の
建物へと建て替えたりしながら、きれいさっぱり清算することの
できない過去と付き合っていく。

コンピュータやソフトウェアの分野でのイノベーションがドイツと
関係ないところで生まれているという事実を将来的なリスクと
捉えるべきなのかどうか。

いろいろなことを考えさせられますね。
じっくりと考える時間をとることも人間らしく生きていくために
とても大切なことだと思います。

日本でも古式民家をゆったりできる居住空間として見直す
風潮がありますね。

さあ、訳を見てみましょう。

哲学的な模索を素材としているので、内容的には把握が
難しいでしょうね。
いろいろなことを考えるのにはよい素材だと思いました。

in der Vergangenheit zu verheddern
「過去の中でもつれる」とは、過去に縛られるということ
だと思います。

思い浮かべた典型的な事例がカメラでした。
銀鉛カメラにこだわり、デジタル化に遅れたドイツは
市場の大きな部分を日本メーカに取られてしまいました。

---引用---
ブログ「デジタル/閑話休題」:古設住宅としてのドイツ

自国の歴史をこれほど批判的に扱い、同時にこれほど決然と良き伝統を
保持し続ける国は、ドイツ以外にはないだろう。このような付き合い方は、
過去に関係してリスクとなることはないのだろうか?
---終わり---
「過去に関係してリスクとなること」をどう考えたか聞いてみたいと
感じました。知的に楽しい作業ですね。

---引用---
ブログ デジタル/中休み
“旧築住宅”としてのドイツ

ドイツほど自らの歴史に批判的にかかわり、同時によき伝統をきっぱりと
拒絶する国はない。これこそが過去の話をもつれさせる危険につながる
のではないか。
---終わり---
よき伝統を拒絶してはいませんね。
なぜそう解釈したのか聞いてみたい衝動に駆られました。

さあ、では次です。

【今日の記事】
ADHS-Medikament Ritalin: "Es kann ein Segen sein"

"Die ganze Familie droht vor die Hunde zu gehen": Für Kinderpsychiater
Adam Alfred käme der Verzicht auf Ritalin in manchen Fällen einer
unterlassenen Hilfeleistung gleich. Ein Gespräch über ein umstrittenes
Medikament und die Zukunftsaussichten der erkrankten Kinder.

2013-02-02 22:35
Topthemen / sueddeutsche.de [rss]
http://sos-hotline.com/djj/15.html

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投稿期限:2013年2月8日(金)

【あとがき】
ほぼ一週間で風邪が治りました。
インフルエンザではなかったようです。

この週末は、東京では20度を越えるような
異常な天候でしたね。

すぐまた寒気が近づいているようなので
服装には十分に注意してください。

リスクに対応するベストな対策は、自分のことは
自分で管理するという当たり前のことだと悟りました。

今年は基本へと回帰することがテーマになるのだと
いうことを、わたしはすでに何度も感じました。

難しくしているのは人間です。
シンプルに行きましょう。ラクになりますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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